外国で生活することになりました

韓国・釜山での生活の日々を綴っています。韓国は大嫌いですが、改善されますでしょうか。。。

インフレになるとどうなるか①~所得や給料も上がっているうちは、それほど問題はありません~

韓国では、韓国銀行(日本の日本銀行にあたる)が懸念しているように、世界的な物価上昇予測に引きづられる形での、インフレリスクが高まってきていますね。
しかし、韓国は、すでにスタグフレーション状態であることは、生活をしていてひしひしと感じております。 

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では、インフレ(物価上昇)が起こるとどうなるのでしょうか。
私は、ブラジルで軽度のインフレ(年率10%~20%)、アルゼンチンでインフレ(年率100%~200%)、ベネズエラハイパーインフレ(1万%以上)を経験しておりますので、その経験を踏まえて書いてみようと思います。

まずは、軽度のインフレから。
年率10%前後でインフレが起こる場合は、政府も政策金利を上げる(インフレ率とほぼ同率)ことにより、市中銀行への貸し出し利率を引き上げて、市中での通貨の流通量を抑えるように動きます。
それによって、物価の上昇を抑制しようとします。

ですが、政策金利と同率のため、それだけ預金の金利も上がりますし、同時に物価の上昇と給与の上昇がおこります。
社会は、現在100円の物が翌年には110円に上がるものと予測し、金利も10%、給与も10%上昇します。

人々は、インフレが起こるものと予想していますから、現在持っている現金で、物を購入します。
なぜなら、翌年には10%上昇しますので、今のうちに物に替えたほうが得だという心理が働くからです。

そうすると、人々は預金をしなくなります(預金をしても得しないという心理から。実際には預金をしても損はしない。)。
今ある現金を使い切る方向に動きます。

消費も拡大され、景気が上昇する方向に働きます。
そのため、社会にとっては、一概にはインフレは悪いものではないことになります。

しかし、企業にとっては、インフレと同率の業績アップが毎年必要になりますし、従業員の給与の上昇を招きます。
体力のない企業にとっては、インフレは望まないものとなってきます。

軽度のインフレは景気の上昇を招きますが、過度(想定外)にインフレが起こるようになると企業の体力が追いつかなくなりますので、投資の減少や、財政健全化のためのコストカットにより、スタグフレーションの懸念が出てきます。

日本や他の先進国が2%前後のインフレを目標にするのは、景気の上昇を見据えてです。

企業や国家の体力がないと、10%を超えるインフレには耐えられなくなり、景気の後退を招きます。

日々お金を使うような生活になることにより、家庭での蓄えがなくなりますし、将来に備えるということが難しくなってきます。
人々は、基軸通貨(米ドルやユーロ)での預金(保持)に目を向ける(自国通貨安により、米ドル等から自国通貨への換金は、より多くの自国通貨を手にできることになるため)ようになり、自国通貨への信頼が揺らいできます。

インフレになると心理的な圧迫が迫ってくるのです。