外国で生活することになりました

韓国・釜山での生活の日々を綴っています。韓国は大嫌いですが、改善されますでしょうか。。。

インフレになるとどうなるか③~人々の笑顔が消え、諦めと腐敗がはびこります~

年率1万%以上という凄まじいハイパーインフレになるとどうなるのでしょうか。

ベネズエラでは、昨年も3,000%という考えられないようなハイパーインフレに直面しております。
少し古い話にはなってしまいますが、私が経験したベネズエラでのハイパーインフレ下での生活はどのようなものか書いてみたいと思います。

まず、自国通貨の価値が日々下落し、紙切れ同然になっていくため、人々は自国通貨を米ドル等に替える作業に没頭します。
旅行者からの両替が最も効率的な手段のため、街中に両替屋が乱立し、少しでも良いレートを提示して米ドル等を入手しようとします。
それに従事する人々が職を得、それにより街の経済が回るようになります。

しかし、末端の市民にまで恩恵は回らないので、人々の暮らしは疲弊したものになります。

スーパーや商店には物がなく、輸入品は日々値が上がるので大変高価になります。
卵やトイレットペーパ等の日用品の生活物資も、入荷数が非常に少なく、朝から並んでも買えないことがあるなど生活するのに大変不自由になります。

自国で生産しているものなのだから、物資はあるのでは?とお思いでしょうが、卵を生む鶏も、他国から輸入するとうもろこしや大豆で育つとなると、餌となる物資も輸入できなくなる(輸入は米ドルで行う)ので、鶏そのものがいなくなるのです。

物に換えようにも、現金がないので換えられません。
そうなると、強盗や略奪、旅行者を狙った短時間誘拐が頻繁に起こるようになります。

これを取り締まる警察や軍も腐敗に手を染めるようになり、旅行者を狙った検問という名の合法的略奪行為が頻繁に起こるようになります。
私も300kmほどの距離を深夜バスで移動しましたが、4回も軍による検問があり、荷物を全てチェックされました。

ハイパーインフレになると人々から笑顔が消え、町は荒廃し、活気が消えてしまいます。
殺人が増え、国を捨てる人が隣国へ脱出を図ります。
日々の生活に困り、未来を想像できない、リアルな北斗の拳の世界が待っているのです。