韓国では、将来チキン屋になるためなのかは分かりませんが、とても人気があり学びたい人が多い経営学。
その経営学という学問の中で重要な分野の一つであるのが、マーケティングです。
一般社会で言いますと、消費者が何を求め、どういった物を欲するかを考え、そのニーズに応える経営戦略とでも言いましょうか。。
(企業が外に目を向けるというのがポイントなので)商売をする上では非常に大切なことです。
しかし、この国では、マーケティングが単純な一方通行です。
全て、作り手(企業)主導。顧客無視。顧客の側もみんなが持っているものを欲しがりますから無視されていることも気が付きません。
そのため、マーケティングなんて考えなくても良い。
値段を高くすれば売れるし、(単純な)広告を打てば売れる。
商品の入れ替わりも激しければ、品切れも多い。
顧客の側もすぐに広告に引っかかるし、考えない。
考えない人たちへのマーケティングは、間抜けな鳥を捕まえるようなものです。
つまり、罠である籠の下に餌を置いておいて、糸を引くだけ。これで、捕まります。
一見良いものに見せかけて売る。流行っているように装って売る。有名人が使っているように見せかけて売る。サクラを使って希少価値を高める。
有名人がSNSに載せていたからその場所に行く。見栄っ張りの心を掴む。
とても単純な方法でみなさん引っかかります。
そんなんだから、みんなベンツに乗ってブランド品のバックを持って、流行りのカフェに行く。
(同じようなところしか無い)観光地も流行りが一緒で、どこも代わり映えしない。
みんな同じが良い。みんなと同じことをして、同じものを食べる。
人が良いと言ったので良い。人が多ければ良いところ。良いものはパクれば良い。
考えない人たち、ターゲットが画一化された人たちへのある種のこの国独自のマーケティングになっているのかもしれません。