外国で生活することになりました

韓国・釜山での生活の日々を綴っています。韓国は大嫌いですが、改善されますでしょうか。。。

板門店の思い出~越えなければならなかった38度線~

ゴールデンウィークですね。
コロナ禍以前であれば、海外に出かけていた方も多いのではないでしょうか?

韓国に旅行をされていた方も、韓国へ旅行したい方もいるやも知れません。

ということで、本日は板門店の思い出を紹介したいと思います。

数年前に出張で韓国に来て空き時間となることが予想された土曜日。
同行した者達の中には、買い物がてら韓国料理を食べることを選択する者が多かったのですが、私は板門店に行ってみたいと現地スタッフに言いました。
するとツアーを手配してくれて、一人で参加することになりました。

各種展望台から北朝鮮側を見たり、地下洞窟に入ってみたり、38度線をまたいでみたりと中々見どころ満載のツアーでありました。
ツアーの途中か最後に昼食を食べたのですが、ここが最も驚いた瞬間であり、最も記憶に残っております。

田舎の古びた家のような、はたまた旅館のような所に連れて行かれ昼食を取るのですが、食堂というより普通の家です。
靴を脱いで長テーブルに座らせられる。テーブルの上には鍋とコンロ。それからキムチ等がのった皿。。

鍋は一人で参加している者同士がペアになってつつけと日本語を話すガイドが言います。
私がペアになったのはおじさん。。。
この人と一緒に鍋をつつくのかと思った瞬間、私は鍋を食べることを遠慮(拒否)しました。。。
(取皿もなく、もちろんお玉のような物はございません。。鍋のスープを飲むには自分のスプーンで直接鍋からスープを掬わなければなりません。ガイドにお玉や取皿をくれと言っている人たちもいましたが、店のおばあさんの手伝いをするガイドは、取皿等は無いの一点張り。ツアーに1人で参加している日本人はほぼ男性。確か、飲酒は禁止でこの状況も併せて、酒すら飲めないのかとブーイングが起きておりました。また、夫婦で参加している日本人もいましたが、日本人女性はほぼおりませんでした。)

当時の私は韓国には全く慣れておらず、色々な国に行った後、30番目位に韓国を訪れています。
この国にはこんな仕打ちがあるのかと。。他に行った国、どんなに途上国でも一緒に一つのものを一つの皿で食うなんてことはなかった。。。
しかも人が手を付けた物を共有するとはなんぞやと。。。

そういえばこの頃の私は、1人で韓国の店に食べに行っても2人前から注文しろと言われてしまい、英語で1人だから1人分で注文できないのかと店員に聞いたこともありました。
今思えば、ここは韓国ですという答えで納得しなければならなかったようです。。

ということで、おじさんが手を付ける前のおかずの皿をちょっとずつ食べただけで終わった昼食。

もちろん、これは無いんじゃないかとガイドに言いました。
するとガイド。
「何が問題ですか?みんなで同じものを食べる。同じ鍋をつっつく。これが韓国の食事です。見ず知らずの人と鍋を突っつけば仲良くなれますよ。」とのこと。

もう、唖然として何も言えませんでしたよ。

板門店の南北会談小屋の光景や駐韓米軍の話は断片的に覚えてはいるけれど、何と言っても鮮明に覚えているのはこの昼食のことです。

よく分からない韓国文化に触れ、初めて会ったおじさんと鍋をつつくというあり得ない体験というよりも拷問。。
片田舎の古びた家の中で繰り広げられた韓国文化の洗礼。。

自分の中の38度線は越えることはできなかった板門店の旅でした。。